鋸の機能と構造  大工木工技能  第2日目
鋸は木材を切断するのに使う。古代エジプトでは銅や青銅器の鋸が使われていたという。日本では古墳から鉄製の鋸状の道具が発見されている。
一般に鋸は、鋸身(のこみ)と柄(え)の二つの部分でできている。鋸の柄には桧(ひのき)や桐が使用される。
鋸身は、薄い鋼性の板の片側あるいは両側に鋸歯(のこば)を刻み、全体に焼入れ処理を行い強靭な刃にしている。
歯の先の部分を見当歯(けんとうば)またはケン歯と呼び、手元部分を元歯(もとば)やあご歯と呼んでいる。