カイン族(Kayin )  
  カイン族(Kayin )は、カレン、カイン、またはヤン人などで、それらの多くは、個々のシナ・チベット語族の言語を話す民族で、共通の言語や文化を共有していない。これらのカレン・グループは、南部と南東ミャンマー、カレン州で主に居住している。カレンは約500万人で、全ミャンマー人口の約7%を占めている。多くのカレン人は、ほとんどがタイ・ミャンマー国境に定住あるいは、タイに移住してきている。 カレンの伝説に祖先と密接に関わった「走る砂の川」というのがある。多くのカレン族は、何世紀にもわたってミャンマーに住んでいるが、これはゴビ砂漠を指すと思われる。カレンはビルマ族やシャン族に継ぐ、ミャンマーで3番目に大きな人口の民族である。カレン族は共通の言語、文化、宗教を共有しない多くの民族の包括的呼び名である。英語のカレン、ミャンマー語のカインは語源は不明であるが、ビルマ語でカインは、当初の非仏教の民族を指す蔑称だった。  
     
     
     
     
  ミャンマーの街角でよく見かける素焼きの水瓶。この素焼きの水瓶は、電気を使わずに冷たい水が飲める昔からの知恵が生かされたものである。瓶の表面にしみ出してくる水が気化熱を奪うことで、中の水が冷たくなるという性質を利用している。  
     
  屋根は乾燥させたチークの葉を使用している。非常に大きい葉で先が尖った卵形で大きさは50cm×30cmはある。木の葉は屋根葺き材として利用されている。がさがさした感じの葺き方になるが、素朴な風情がある。強風でめくれないよう竹で抑えている。  
     
     
     
     
  灰を敷いた台の上に、自然の石を並べたかまど。   
     
     
     
     
     
  古代中国で花開いた青銅器文化は、朝鮮半島を経由して弥生時代に日本に伝えられ、銅鐸として発掘されている。同時期に東南アジア各地にも広まり、青銅製品の銅鼓(どうこ)が生まれた。銅鼓は、中国西南部から東南アジアにかけて分布する。これは巨大な銅鼓の複製品をお土産屋さんにしたものである。