052 カトヴィツェの村長の家
Cottage from Katowice (1826 [?])
 
     
  1826年に建てられたカトヴィツェの村長の家。入母屋屋根で幅広い間口側が道路に面するようにされたこの建物は、丸太組み構造で、鞍型組み接合(saddle notch joint)で隅が固められている。垂木構造の屋根はシングル葺き板で覆われている。入り口の前には、「lauba」と呼ばれる張り出た木造の前室がある。これは風や雨から入口を保護する機能(ドア、敷居、通路が浸水したり、内部が冷えないように保護している)を果たしている。さらにここには燃料用の木材や木炭、衣類やリネン、ハーブとキノコの乾燥にも使われた。また「lauba」は、高齢者や地域の人との会話や休憩の場所でもあった。